私のチャレンジ

 

〜吃音症〜

 

[自己紹介]

 私は小さい頃から、吃音症という障害と戦っています。小学〜高校の間は、ラグビーをやっていて、今年の春から大学生になります。小さい頃は、心が弱く、すぐ泣いてしまう弱虫な性格でした。そんな私がどのように吃音症と向き合い、克服してきたかを読者の皆さんや吃音症で悩んでいる人に発信して少しでも心が軽くなってくれたらなと思います。またそうでない方は、少しでもこの障害を理解してくれたら嬉しいです。

 

 

 

  1. 吃音症とは一体どんな障害だろう?
  2. 吃音症との出会い
  3. 吃音症とラグビー
  4. 吃音症とどのように向き合う?
  5. まとめ                           

 

1. 吃音症とは一体どんな障害だろう?

 

吃音症とは、話のコミニュケーションをする中で、最初の言葉の音が出なかったり、話している中で同じ音を連続して発声してしまう障害です。

例えばお母さんと呼ぶときに

『........おかあさん』  

『お お おかあさん』

となってしまいます。

 

 

2.吃音症との出会い

 

私が吃音症と出会ったのは、5歳の頃です。うまく言葉が出なかったり、吃ってしまう私を見た母は、県の子供病院へ連れてって来れました。病院では、先生とおもちゃで遊んでもらったり、話をしたのを覚えています。そこの病院の売店で売られている胡麻しゃけマヨネーズのおにぎりが本当に美味しっかた(笑)!

小さいながらも、私は他の子とは違ってうまく話せれない病気を持っていることを自覚し、恥ずかしいと思っていました。

 

 

3.吃音症とラグビー

 

 

私は、小学校一年生から高校の間ラグビーをやってきました。最近は、ワールドカップでの日本代表の活躍により多くの人が知るマイナーなスポーツになってきましたね(笑)

ラグビーは、コンタクトスポーツで人と人の体のぶつかり合いなどがテレビなんかで見てると迫力がありますよね。ですが、ラグビーはめちゃくちゃ頭脳戦で、めちゃくちゃコミュニケーションを必要とするんです!!

私は、吃音症のせいか内気な性格だったので、小学校低学年の時は、毎回(声を出せ声を出せ)とコーチに怒られたのを覚えています。そのせいで、ラグビーに行くのが怖いこともありました。『ラグビーで一番大事なコミュニケーション能力が私にはないんだ。』と落ち込んでいた私に一人のコーチがこんな素敵な言葉を私にくれました。

『吃音は治らない、だけど自分でコントロールすることはできる』

当事、小学校5年生だった私は、この言葉を聞いてすごく嬉しい気持ちになったのを覚えています。私は、一生治らないという現実より自分でコントロールできるという希望がキラキラとしてこの言葉が自分の核になっていきました。

私は中学生になってからも吃音がひどくなることがありましたが、私はラグビーにおいて司令塔のポジションSO(スタンドオフ)をやっていました。吃音がでることはあっても自分でコントロールできるんだという言葉を信じていたからです。たくさんのコミュニケーションを必要とするポジションだからこそ魅力を感じるんです。私の特徴はと聞かれたら真っ先にコミュニケーション能力と答えます。SO(スタンドオフ)このポジションは、私が吃音と戦っている証なんです。

私は、今でも吃音が出る事がありますが、この経験があるから『大丈夫、お前なら乗り越えれる』と自信があります。

ラグビーは、最初はコンプレックスだった吃音を今では、武器にしてくれました。

 

 

4.吃音症とどのように向き合う?

 

私は、先ほども言った『吃音は治らない、だけど自分でコントロールすることはできる』という素敵な言葉を武器に吃音と向き合い戦っていますが、たまに吃音が出たときは、違う言葉で回避しています。

例えば

『昨日動物園に行ったんだよね。』と言ってその後に、『コアラバカ可愛かった』と言いたかったとします。ですが、吃音が出てしまい『コアラバカ可愛かった』と言えなかったとします。そのような時に『えっとなんだっけ』や『待って忘れた』など不自然でもいいから自分がその時出せる言葉で誤魔化してつなげてその勢いで『コアラバカ可愛かった』と言葉が出せるようになります。もし困ったら、是非使ってみてくださいね。

気分がいい時や楽しいことがある時、吃音が和らぐ感じがします。しかし逆に言うと怒られたり失敗した時など、ストレスが溜まる時は吃音がひどくなる傾向にあります。なので、ストレスを溜め込まないで、ストレス発散方法を自分なりに持っておくといいかもです。

 

 

 

5.まとめ

 

まとめになりますが、私は、今でも吃音が出てしまうことがあります。この前バイトの上司に怒られて吃音がひどくなったこともありました。ですが、自分でコントロールすることが出来て、うまく回避することも絶対に出来るんです。吃音のせいで、辛くてどうしようもない時、生きてればあると思います。バカにされて面白がられることもあるかも分かりません。ですが、私はあなたの味方であなたが吃音と向き合い戦うのを応援しています。吃音症含めて私たちなんです。自分を愛してあげましょう。吃音を愛してあげましょう。バカにされたって普通に喋れることに幸せを感じている私たちの方がよっぽど素敵だから!

これからも人生楽しんでいこうね

 

最後までこの記事を読んでくださりありがとうございました。この記事を読んでくれた人の心が少しでも軽くなってくれたら嬉しいです。